「食」プロジェクト
2016年11月18日(金曜日)
いばらきの、生産者さんこんにちは。 旬を迎えた、牛久市の「りんご」
2016年10月11日
きょうの「いばらきの、生産者さんこんにちは」のテーマは「りんご」。
お話は、牛久市島田町の「長沼りんご園」の長沼雅之(ながぬままさゆき)さんでした。
茨城はりんごの南限地といわれ、牛久市内にもりんご園があります。
9月から11月までは、りんご狩りが楽しめます。
長沼さんの農園の基本方針は「できるだけ自然の循環に逆らわない。自然を生かす」。
畑に生える草も貴重な有機質肥料です。
除草剤を使わず、労力は大変ですが、何回も刈り取り土中に戻します。
開園から28年たったりんご園の土は、今ではふかふかになりミミズもたくさんいるようになりました。
そして、長沼りんご園ではリンゴジュースも生産しているとか。
長沼さんはそもそも、1998年まで乳牛70頭を飼育し、毎日千リットル搾乳をしていましたが、「消費者の生の声が聞き取りにくい。
消費者と生産者がもっと密に接することができたら、より農業を楽しむことができるのかな」と思い、酪農業を廃業。
リンゴ栽培に本格的に取り組み始めました。
自宅そばの畑にリンゴの木を植えてから5年間は結実せず、果樹栽培は試行錯誤の連続でした。
しかし、県内や他県のリンゴ栽培農家へ何回も足を運び勉強し技術を習得しました。
目標として、リンゴ・ブルーベリーを千本ずつ栽培するという「千千計画」を実施中。
規模・販路拡大に意欲的です。
牛久の長沼さんちのりんご、ぜひご賞味ください。