「食」プロジェクト
2016年11月18日(金曜日)
いばらきの、生産者さんこんにちは。 ほっかほかの焼きいもでおなじみ。これからが旬の行方市の「さつまいも」
11月1日の「いばらきの、生産者さんこんにちは」のテーマは、「さつまいも」。
メッセージは、行方市内でさつまいもを生産する、斉藤みき(さいとうみき)さんでした。
10月29日に行われた、行方ふれあいまつりの会場でお話を伺いました。
さつまいもは秋の深まりとともに恋しくなるほっかほかの焼きいも、干し芋のほか、天ぷらなどの具材でもおなじみの食材です。
茨城は南部の霞ヶ浦や北浦のほとりの畑作地帯に6700ヘクタールにわたってさつまいもが栽培されており、鹿児島県に次いで全国で2番目の産地になっています。
なかでも有数の産地・行方市は、「紅こがね」、「紅まさり」、「紅優甘(べにゆうか)」の3品種を栽培しています。
生産者たちは「食べた人が笑顔になるさつまいも作り」を心がけ、きょうも奮闘中です。
ちなみに、さつまいもに含まれるでんぷんは、時間の経過とともに糖に分解されます。
そこで行方市では、取ったばかりのものは出荷せずに、倉庫で貯蔵。
品種によって“甘くなるタイミング”が違うことを利用し、一年中いつでも甘いサツマイモを出荷しているとか。
さらに、焼き芋にした場合、熱いうちに食べきれるよう、あえて”小ぶり”に育てているとも。
その秘密は作付け。苗を斜めに植えて、株同士の間隔を狭くすることで成長しずらくし、焼きいもに最適な大きさのさつまいもを作っているそうです。
ほとんどはJAを通して市場などへ出荷しています。