「食」プロジェクト
2018年01月19日(金曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」神栖市で、正月飾りの「センリョウ」を生産する遠藤隆志さん!
今年初めて、2018年1月1日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、神栖市で赤や黄色の実をつけ、正月飾りに使われる「センリョウ」を生産している、JAしおさい波崎千両(センリョウ)部会部会長の遠藤隆志(えんどうたかし)さんのメッセージでした。
「センリョウ」は、冬に赤や黄色の実をつける木で、千両箱の「千両」とも書くことから、縁起物として正月飾りなどに使われます。
財運が良くなるとされ、商売繁盛を願って、買い求める方もいらっしゃいます。神栖市の市の花でもあり、実が赤く、つやつやと輝き、美しい植物です。
神栖市の波崎地区ではもともと、利根川水系の良質な水と土で大正時代から千両の栽培が盛んです。
正月飾りの松とともに日本一の出荷量を誇り、全国の生産量の半分以上を占めています。
センリョウは竹を組んだ囲い、通称「がくや」と呼ばれる囲いの中で3年以上かけて育てられます。
遠藤さんの農家では、外国人研修生などおよそ20人ほどが集まって、真っ赤な実をつけたセンリョウの余分な葉を落としたり、長さをそろえたりする作業に追われていました。
そして、20本づつにまとめて箱に詰め、出荷されていました。
近年ではホームユース用として小さい正月用のお飾りが好まれる傾向があるようですが、
生産者の皆さんが丹誠込めて作った松と千両を飾り新年を迎えるというのも、心新たな気持ちになるかもしれません。