「食」プロジェクト
2024年05月08日(水曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは」大子町で菊芋とクレソンを生産している「株式会社奥久慈ファーム」代表取締役会長の藤田健さん!
2024年5月6日の「いばらきの、生産者さんこんにちは」は、大子町で菊芋とクレソンを生産している「株式会社奥久慈ファーム」代表取締役会長の藤田健 (ふじた・たけし)さんのメッセージをご紹介しました。
主に、菊芋とクレソンを生産しています。菊芋はジャガイモのような形をしていますが、キク科の根菜です。4月に種芋を植え付け、名前の通り菊のような花を咲かせ、茎が枯れた後の11月から翌年3月に収穫、主に東京のレストランなどに出荷しています。クレソンは水辺を好む、ワサビの仲間の葉野菜です。肉料理の付け合わせなどに使われます。2つの野菜とも、サラダなどにしておいしく食べられますが、奥久慈ファームは粉末化し、加工食品やサプリメントの原料としても出荷しています。
現在84歳の藤田さん。学び直しにも意欲的で、70歳を過ぎてから、茨城大学農学部と菊芋やクレソンの『栄養分』や『血糖値との関係』について共同研究を行いました。耕作放棄地の増加に少しでも歯止めをかけようと、13人分の土地を借り、作物を育てたり鍬を入れたりして、土を動かすことにも取り組んでいます。 『大子町の農作物を大消費地で使われるようにブランド化したい』と今後の夢も教えてくれました。