「食」プロジェクト

2021年05月24日(月曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」鹿嶋市の多収米「とよめき」の生産者さんの鈴木伸吾さん!

2021年5月24日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、鹿嶋市の多収米「とよめき」の生産者をご紹介しました。

 

 

メッセージは鹿嶋市の、JAなめがたしおさいの組合員、鈴木伸吾(すずき・しんご)さんでした。

味以上に収穫量を重視し、値ごろ感のある「多収米」の生産が広がり始めています。

外食チェーンや弁当、おにぎりなどの中食では、収穫量が多く、コスト面から“救世主”として注目度が上昇してきました。大規模農家を中心にじわじわと浸透が進み、各地の農協も本腰を入れ始めています。

 

 

 

米の消費量は、人口減少や少子高齢化、食生活の変化などで毎年、10トン程度、減り続けています。JAなめがたしおさいでは、多収米で、需要が伸びている冷凍チャーハンなどに使う業務用米「とよめき」の生産を拡大し、生産者の所得向上と売り先の確保による経営安定化を目指しています。

 「とよめき」は「コシヒカリ」より成熟は遅いものの、作業が同じ時期に集中しないよう収穫を分散したり、雨や風で倒れにくいということです。炊いた米飯は表面が硬めで粘り過ぎず、冷凍後に解凍してもべたつきません。

 鈴木さんも2年前から「とよめき」の生産に乗り出しています。

 

 

 

とよめきの「T」にあやかって命名され、JAなめがたしおさいが毎年開いているT-1グランプリでは、鈴木さんが坪刈り収量の部で、グランプリを獲得しました。手頃でおいしい品種が増えれば、コメ復活の起爆剤となるかもしれません。

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