「食」プロジェクト

2022年05月24日(火曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」行方市で鯉を飼育している生産者さんで、霞ヶ浦北浦小割式養殖漁業協同組合・代表の理崎茂男さん!

 

2022年5月23日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、行方市で鯉を飼育している生産者をご紹介しました。メッセージは、霞ヶ浦北浦小割式養殖漁業協同組合・代表の理崎茂男さんでした。

20歳の時から鯉の養殖に携わって35年!代表を務める鯉の養殖部会は、31歳から67歳まで20人ほどのメンバーが所属し、情報交換しながら鯉の養殖と向き合います。理崎さんも両親の網いけすを受け継ぎ、息子さんと一緒に養殖や出荷作業をしています。

今まで最も深く印象に残った出来事は、19年前、霞ケ浦の鯉が、コイヘルペス病で壊滅的な打撃を受けたとき。理崎さんが育てた鯉も大きなダメージを受けましたが、大きくておいしい鯉を育てる養殖が好きで「まだ頑張ろう」とすぐに立ち直ったそうです。

昨今では、ロシアによるウクライナ侵攻が鯉のエサ代にも影響を及ぼしています。エサは、魚粉や、トウモロコシ、小麦などの穀物がブレンドされたもの。穀物の価格高騰は痛手となっていますが、脂がのったふっくらおいしい鯉を育てるため、エサ代は惜しまず、そのかいあって、今年も脂がのって大きな鯉に成長しました。

この時期の鯉は1年の中で一番あっさりとした味わいで、醤油や砂糖で煮た「あら煮」がおススメの食べ方だということです。

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