「食」プロジェクト

2022年05月18日(水曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」行方市で鯉を育てている生産者さんで、霞ヶ浦北浦小割式養殖漁業協同組合・代表の理崎茂男さん!

 

2022年5月16日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、行方市で鯉を育てている生産者をご紹介しました。メッセージは、霞ヶ浦北浦小割式養殖漁業協同組合・代表の理崎茂男さんでした。

茨城県は全国でも鯉の養殖が盛んな地域。養殖による収穫量は全国1位!「霞ヶ浦の温かい水が、鯉の成長に適している」と理崎さんは話します。

鯉の生産では、両親の代から続けている伝統的な、スギなどの木の葉を利用した産卵を続けています。鯉の習性を利用した、ともいえそうです。

 

 

親鯉に、杉などの木の葉に自然に産卵させると、ふ化した生まれたての稚魚はそのまま、いけすで育ちます。生まれたての稚魚は1センチにも満たず、大きさはひとの小指の爪ほど。出荷をするまでに3年ほどの時間をかけ、大きいものでは60センチ、重さは2キロほどに成長させます。

鯉が生まれて2年ほどが経ち大きくなると、縦5メートル、横5メートル、高さ2.5メートルの網いけすをたくさん設置する『小割式』という網いけすで、鯉をより大きく育てます。理崎さんは、両親の網いけすを受け継ぎ、現在は息子さんと一緒に飼育や出荷作業をしています。

5月といえば「鯉のぼり」ですが、この時期のおすすめレシピは、醬油や砂糖で煮た『あら煮』です。あっさりとして、深みがあります。鯉は、年間を通して都内や中部、関西方面に出荷されています。

 

 

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