「食」プロジェクト
2021年05月13日(木曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」行方市のさつまいも、JAなめがたしおさい甘藷部会連絡会会長の髙木雅雄さん!
2021年4月12日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、行方市のさつまいもの生産者をご紹介しました。
メッセージは、行方市のJAなめがたしおさい甘藷部会連絡会会長の髙木雅雄(たかぎ・まさお)さんでした。
秋の味覚さつまいも!甘くてホクホク、というのはかつての常識。「新タイプのさつまいも」、新しい品種が次々に登場し、焼き芋に向くタイプ!天ぷらや大学芋に向くタイプ!ホクホク派にぴったり!ねっとり派にぴったりと、様々です。髙木さんは行方市で、6ヘクタールの広さでさつまいもを生産。
自宅の貯蔵庫でバナナより甘くなるような、でんぷんをあまく熟成させておいしくする技術「キュアリング」を通し、熟成させてから出荷し、1年を通して、質の高いさつまいもの供給を続けています。
JAなめがたしおさいでも特産のさつまいもをキュアリングする、「北部甘藷キュアリング処理・貯蔵施設」を2年前に完成させるとともに、5年前から東南アジア、4年前から現在の主な輸出先のカナダ向けに、船便での輸出を始めました。
タイ・香港向けにも輸出を始め、行方産のさつまいもの満足度と知名度の向上を図っているということです。
ヨーロッパ向けには輸送手段として航空便を使い、産地から欧州の顧客まで3日程度で商品が届く仕組みです。
JAなめがたしおさいは、今後もブランド化と生産者の意識向上を図るため、輸出に力を注ぐ方針です。地域に根差した産品のブランドを保護する地理的表示保護制度・GIへの登録も目指し、全国トップレベルの産地の力を向上させたいとしています。