「食」プロジェクト

2021年05月01日(土曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」茨城町のトマト、JA水戸ひぬま産直部会の緑川和美さん!

2021年4月19日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、茨城町のトマトの生産者をご紹介しました。メッセージは、JA水戸ひぬま産直部会の緑川和美(みどりかわ・かずみ)さんでした。

 

 

真っ赤に熟したトマトは身近な野菜。サラダだけでなく、煮込みやパスタソースなどさまざまな料理に使われています。JA水戸ひぬま産直部会では、大玉の「越冬トマト」を中心に、1年中、トマトなどの収穫や出荷を行っています。越冬トマトは8月に定植し、10月下旬から7月中旬まで出荷します。

 

 

栽培する「大安吉日」「風林火山」は「病気に強く、味がよい」のが自慢です。越冬トマトは大型ハウスで育て、トマトのつるをつりあげ、栽培します。高さはおよそ12メートルで、虫の侵入を防ぐため、目の細かい防虫ネットや、防虫シートの設置などの対策を取っています。部会員の多くは、地域特産の春メロンや、にんじん、とうもろこしなどとともに栽培しています。「当初は経験がなく、試行錯誤だった」という緑川さん。部会員の奥様が、スーパーの店頭で販売促進活動に取り組んで産直トマトの魅力を伝え、部会では、JAや普及センターなどの協力で適正な肥料の使用法を検討。栽培期間中は毎月畑を巡回するなど、技術の確立にも努めてきました。堆肥など有機肥料を使い、出来る限り農薬を使わず栽培します。世界のスーパーやレストランで農産物を仕入れる際に参考にする「GAP」と呼ばれる認証基準にも適合するようにしようという取り組みです。生産を始めて8年目、ここにきて作り方が分かってきたという緑川さん。今年もおいしいトマトができそうです。

「食」プロジェクトTOPへ