「食」プロジェクト
2021年04月09日(金曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」笠間市で野菜を多品種栽培する「はだし有機農園」三澤ゆかしさん!
2021年4月5日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、笠間市で野菜を多品種栽培する生産者をご紹介しました。メッセージは、笠間市の「はだし有機農園」の三澤ゆかしさんでした。
都内出身の三澤さん。数年前から笠間市内で、農業を目指す人を育てる「あした有機農園」で研修をうけ、去年11月に農園を設立しました。多品種にした魅力は「色々な野菜の栽培を組み立てられるようにできるのが面白い」。自らの個性が見えてくるようです。0.7ヘクタールの小さな畑ですが、11月からこれまでに、にんにく、たまねぎ、ニンジンなどを栽培しています。
農業初学者としては、栽培しやすいものからのスタートでしたが、夏に向けて、今後の主力はきゅうり、ピーマン、なすと、夏野菜になりそうです。
もともと、英語教師や、障害者介護や高齢者介護のホームヘルバーをしていた三澤さん。オーストラリア滞在中に知り合ったアメリカ人のご主人、オルシャスキーケイシーさんと結婚し、いまは2人で農業を営んでいます。
ところで、三澤さんがケイシーさんと目指すのは、大規模集約型ではなく、家族規模で営む中小規模の“小さな農業”。「CSA=地域支援型農業」とも呼ばれるような取り組みです。新鮮な地域の野菜を都内に運び、利用者は、新鮮な地域の野菜が定期的に手に入ります。CSAの仕組みは、一般的に、利用者が、事前に農家に半年分の費用を払います。利用者は定期的に、用意された野菜を、決められた場所に取りに行きます。生産者は事前にお金をもらうことで資金繰りが楽になり、経営が安定します。“小さな農業”が未来を切り開くのか、注目です。