「食」プロジェクト
2022年03月07日(月曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」稲敷市でネギを生産している生産者さんで、JA稲敷ネギ部会部会長の平山迪雄さん!
2022年3月7日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、稲敷市でネギを生産している生産者をご紹介しました。メッセージは、JA稲敷ネギ部会部会長の平山迪雄さんでした。
稲敷市では、稲を収穫した後の水田で「いなしきねぎ」の栽培を行って、米だけに頼らない農業経営を行っています。元は水田のため、根腐れを起こす「湿害」が心配されます。このため、水がたまらないよう、細かく調整するなどして、白い部分が長く、まっすぐとした長ネギを栽培しています。また、畑で穫れたネギと水田で穫れたネギを収穫から3日後に比べてみたところ、甘さと柔らかさで水田で作ったネギが勝っていると感じたそうです。市場からも高い評価を得ているということです。部会には1つの法人と9人の生産者が所属し、市場に出荷しています。天候に恵まれ、収穫は良好。長くて太いネギをたくさん収穫しています。
「ネギの水田栽培の先駆者」とも呼ばれる平山さん。ネギのほか、米も生産している平山さんですが、昨今の米の消費減少に伴い、水田を活用した転作に取り組み始めました。その結果、水稲作業と繁忙期が重ならない秋冬ネギの栽培を始めることになったそうです。