「食」プロジェクト
2018年09月26日(水曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」神栖市の「黄色い菊」JAしおさい波崎菊部会の立原亮久(たちはら・かつひさ)さん!
2018年9月10日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は神栖市の「黄色い菊」の生産者のご紹介でした。メッセージは、JAしおさい波崎菊部会の立原亮久(たちはら・かつひさ)さんでした。神栖市の黄色い菊「輪菊」が今年度も銘柄産地に指定され、「JAしおさい波崎菊部会」に8月29日、交付式が開催されました(右上の写真は交付式、前列右から2番目が立原さん)。菊の生産のひみつは電球です。菊は、光にあたる時間の長さで花が咲く時期が決まります。夜に電球をつけて菊に光を当てることで、出荷時期の調整ができます。電球で光をあてるという工夫で菊の出荷量を需要のある時期に増やすことができます。仏様の供花として、なくてはならない菊の花ですが、仏花はとげのあるもの、毒のあるもの、香りのきついものは使用されません。JAしおさい波崎菊部会では品質向上のために新品種を導入するなどして、部会全体で情報共有を行っています。9月9日は、「菊の節句」とも言われる五節句のひとつ「重陽の節句」でした。菊が仏花として定着したのは、この時期の行事を受けて、邪気払いや延命長寿の象徴の菊の花が仏花に適しているという認識から一般化されたことが背景にあるのではないかと言われています。秋のお彼岸に、JAしおさいの菊はいかがでしょうか。