「食」プロジェクト

2025年01月15日(水曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」河内町でいちごを生産している「夢見るいちご研究所」の所長、荒井利博さん!

2025年1月13日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、河内町でいちごを生産している「夢見るいちご研究所」の所長、荒井利博さんのメッセージをご紹介しました。

2,200株、4品種のいちごを栽培する「夢見るいちご研究所」。「日本で一番小さないちご農場」を謳い文句に、小規模で農業を経営します。いちごの栽培を始めて、今年で5年目を迎えます。

今月5日には、いちご狩りが始まりました。一番人気の「いばらキッス」のほか、「ベリーポップすず」「紅ほっぺ」「もういっこ」という4種類を食べ比べることができます。去年の夏の猛暑で生育が例年より遅かったものの、甘くおいしく仕上がったということです。

1年で一番大変な作業は収穫の2カ月から3か月前に行う「いちごを増やす作業」。他の果物に比べ、苗の手入れなどに手間がかかりますが、良質ないちごを増やすため、親株から伸びてくる小さな株を抜き取り、植え直します。根が細いうちは、水をあげすぎても、土を乾かしても成長に影響するため、一日に何度もハウスを往復し、根の定着を確認します。毎年同じように栽培しても、天気や土の影響で生育が変わるデリケートな作物だけに、まだまだ試行錯誤が続きます。プランターでいちごを栽培する方法を広げようという取り組みもしているということです。

高齢化の影響で河内町でもいちご農家が減ってきています。おいしいいちごの栽培に向け、いちご狩りを消費者に楽しんでもらい、地域でいちごの生産者を増やすのが荒井さんの目標です。

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