「食」プロジェクト
2021年09月07日(火曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」東海村のぶどうの生産者さんで、六国アクツぶどう園の圷正敏さん!
(写真右側から、圷正敏さんと妻のとも子さん))
2021年9月6日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、東海村のぶどう農家をご紹介しました。
メッセージは、六国アクツぶどう園の 圷正敏さんでした。
ぶどうを栽培するうえで、土づくりにこだわる圷さん。茨城県最高品質農産物研究会にも所属していて、ぶどう
に使っている農薬は、基準の半分以下。有機栽培にこだわり、皮のまま食べることができます。
中でも『たい肥』はオリジナルで、海と山の素材をブレンド。海藻やわかめ、貝殻や落ち葉など、自然の素材を使
った自家製たい肥です。
海のものは北海道や茨城から取り寄せ、落ち葉は地域のものを使うというこだわり。
3年から5年かけて完熟させ、栄養たっぷりのたい肥です。土の中にたい肥を入れることで柔らかくなり、酸素も吸
収しやすくなります。ぶどう作り、そして質のいい実をつけられるかどうかは、土やたい肥の環境に左右されるん
だとか。
圷さんのぶどう園は広さおよそ70アールで、栽培しているぶどうはおよそ50種類。品種改良にも挑戦し続けてい
て、毎年10種類ほどが新たに作られます。
最近では、ティアーズレッドという1粒70gから100gもある、大粒のぶどうが生まれたんだとか。
圷さんが作っているぶどうは、県内のお菓子屋さんやパン屋さんのほか、レストランやホテルでも提供されてい
て、おいしさと品質はお墨付き。
現在、妻のとも子さんと次男の重彦さん、親戚と一緒に5人で作業しています。
今後もぶどうの品質にこだわること、そして食べた人の心をつかめるブランド作りに挑戦したいと教えてくれまし
た。