「食」プロジェクト

2025年05月09日(金曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」常陸太田市で常陸牛になる予定の黒毛和牛を飼育している、キャトルファームセキの蓮田沙雪さん!

2025年5月5日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、常陸太田市で常陸牛になる予定の黒毛和牛を飼育している生産者をご紹介しました。メッセージは、キャトルファームセキの蓮田沙雪さんでした。

常陸牛は1976年に誕生した茨城県を代表する黒毛和牛の超ブランド牛で、県内140人の指定生産者が飼育しています。「常陸牛」と名乗ることができるのは、食肉取引規格で霜降りの具合などを表す‘肉質等級’が4以上、赤肉の割合を示す‘歩留等級’がB以上という基準をクリアし、高い品質を満たしたものだけです。

キャトルファームセキで飼育する牛は、上質でさっぱりとしたくちどけの良い脂と、和牛の旨味が強く、柔らかい赤みが特徴です。150頭のオスの中には、人懐っこい牛もいれば気性の荒い牛もいて性格は様々ですが、家族で牛の面倒を見ているため、牛の細かな体調の変化に気付くことができるよう、目配りができているということです。

地元常陸太田市の米農家から稲わらを、常陸太田市の酒蔵から酒粕を提供してもらうことによる地域と連携した飼料づくりも、飼育のこだわりです。酒粕はエサに混ぜています。4、5年前から継続していて、発酵食品が大好きな牛の食欲が増し、結果として肉質の向上につながるとのことです。

愛情込めて育てられたキャトルファームセキの牛は、茨城県中央食肉市場と東京都中央卸売市場に出荷されます。ゴールデンウィークには、常陸太田市のスーパーでお肉の販売もするということです。

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