「食」プロジェクト

2021年11月16日(火曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」常陸太田市で常陸秋そばを栽培している生産者さん。常陸秋そば生産部会・副会長の名田部治さん!

(写真右側から、名田部治さんと奥様のツヤ子さん)

2021年11月15日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、常陸太田市で常陸秋そばを栽培している生産者をご紹介しました。

メッセージは、常陸秋そば生産部会・副会長の名田部治さんでした。秋そばの生産部会には、現在60人くらいが所属しています。

 

 

常陸秋そばは粒揃えや品質が良く、そば特有の香り、風味、甘味がある茨城のブランドそばです。

江戸時代のころから品質が高く、当時を記録していた日記にもたびたびそばに関する記述があります。

徳川光圀公は、藩主を退き、晩年を過ごしていた常陸太田市の西山荘で、自らそばを打ち、訪れた人にそばをふるまうほどそば好きでした。

名田部さんがお住いの赤土町は、地名通り赤い土壌で、山あいの傾斜地にそば畑が広がっています。山間部で昼夜の寒暖差の大きい、霧の立ち込める地形が味のよいそばを育てます。小石の混じった赤土町を中心とした地域は、水はけがよくそば作りに適しています。

現在87歳の名田部さん。物心ついたころからそば栽培の手伝いをしていて、祖父、父、名田部さんと、少なくとも三世代がそば作りに携わりました。

息子に胸を張りそば畑を譲りたいと今日も元気にそば作りに奮闘します。

 

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