「食」プロジェクト
2019年08月06日(火曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」常陸大宮市で奥久慈なすを生産している、JA常陸・常陸大宮地区なす部会の大貫寛一(おおぬき・かんいち)さん!
2019年8月6日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、常陸大宮市で奥久慈なすを生産している、JA常陸・常陸大宮地区なす部会の大貫寛一(おおぬき・かんいち)さんでした。
奥久慈なすの特徴はフルーティーな甘さです。奥久慈地域の寒暖差がなすを甘くさせるといわれます。市場から「黒いダイヤ」とも呼ばれ、高い評価を受けています。年間200トンを超え生産実績を誇る県銘柄指定なすです。
大貫さんは、0.4ヘクタールの畑で年間25トンのなすを生産しています。
8年前、サラリーマンをやめ、両親から引き継いでなすの生産を始めた大貫さん。5年前には、地域農業のリーダーとして期待されている「青年農業士」の資格を取得し、後継者の確保と育成、農業の活性化にも力を注ぎ、2人の研修生を受け入れています。そして、生産者全員が県のエコファーマーに認定され、環境にやさしい農業にも取り組んでいるそうです。産地ではいま、担い手の高齢化が進んでいるようです。そのため、地域を挙げて、新たな栽培者の募集を行っています。経営を安定させるため、部会や関係機関による重点指導も続きます。大貫さんはさらに、『JGAP=JapanGoodAgriculturalPractice』、直訳すると“日本での良い農業の実践”という意味の農産物の認証を取得しています。「奥久慈なす」生産者の努力で、産地活性化への取り組みが続きます。