「食」プロジェクト
2017年07月21日(金曜日)
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」全国トップクラスのブランド地鶏といわれる”奥久慈しゃも”
2017年7月17日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、日本三大しゃもの一つともいわれ、全国トップクラスのブランド地鶏として売り出されている「奥久慈しゃも」を紹介しました。お話は、奥久慈しゃも生産組合の高安正博さんでした。地鶏と呼ばれるものは、全国に百種類以上いて、ブロイラーとのかけ合わせがほとんどですが、「奥久慈しゃも」は闘鶏用のシャモと国内有数の地鶏をかけ合せて誕生させ、ブロイラーをかけ合せていないので、肉質がギュッと締まりがありジューシーで脂が少なく鳥臭さもありません。水と空気のおいしい山間地で、大子町など地元の穀物や野菜を与え、十分運動させながら育てることで、鶏もストレスがたまらず、良質の肉に育つといいます。歴史は意外に新しく、1983年ごろにしゃもを地域活性化につなげよう!という動きがあって、茨城町にある、当時の茨城県養鶏試験場、現在の茨城県畜産センター養鶏研究室の協力のもと、秋田の比内地鶏などから発想を得て、品種を選定・交配し、完成しました。1985年には奥久慈しゃも生産組合が発足しています。現在は30代から70代までの8人で生産を行っています。観光協会によるPRや全国地鶏品評会で1位に入賞したことで、都内の鳥料理店や有名デパートからも「本物の地鶏」として引き合いが相次ぐようになりました。極上の逸品は、大子町などにある多種多彩な料理店で味わえるほか、しゃも肉そのものは、組合事務所の隣にある大子町の直売所でも、観光客などに販売されています。ぜひ、どうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=zYI3dwdZTkg