「食」プロジェクト

2020年08月31日(月曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」、桜川市弓削ぶどう園の弓削和弘さん!

きょうの「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、桜川市で「オリンピア」など13種類のブドウを生産する生産者をご紹介しました。

 

メッセージは、弓削(ゆげ)ぶどう園の弓削和弘(ゆげ・かずひろ)さんでした。

弓削さんは、県内で唯一、「オリンピア」という品種のブドウを作っています。市場にほとんど流通しない「幻のぶどう」と言われています。デリケートで、栽培が難しい品種の生産を親の代から35年、守り続けてきました。栽培に当たって、綺麗な色を出すには日光に当たりすぎても、少なすぎてもダメと、細心の注意が必要ですが、できた実は粒が大きく上品な甘さとなります。一房20粒から30粒で、糖度は18度以上深い味わいと、とろける甘さから「はちみつぶどう」という名もついています。粒が落ちてしまったり実が割れてしまったり、着色が難しいなど、安定した生産がしにくい面もありますが、生産する農家が減っても希少な品種を絶やさずに大切に育てています。

今の時期は、家族4人とスタッフで休みなく毎朝ぶどうの収穫をしています!オリンピアのほかに、紫色の皮で大きな粒の「藤稔(ふじみのり)」や甘くてみずみずしい「ハニージュース」など、90アールの圃場で13種類つくっています。

東京オリンピックが開催された1964年に誕生し、聖火のような赤い実と、夢と情熱を思わせる新しい味ということから名づけられた「オリンピア」。

直売所に買いに来てくれるお客さんの顔をみることが醍醐味!の弓削さんはこれからもオリンピアを作り続けます!

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