「食」プロジェクト

2017年03月16日(木曜日)

いばらきの、生産者さんこんにちは。 小美玉市「れんこん」

2月21日の「いばらきの、生産者さんこんにちは」は、小美玉市の「れんこん」をご紹介しました。メッセージは、小美玉市玉里のJA新ひたち野蓮根部会の副部会長、貝塚正幸(かいづかまさゆき)さんでした。霞ヶ浦にほど近い、玉里地区の周辺を歩くと、つなぎを着てハス田に入る人の姿が目に入ってきます。見渡すかぎり広がるハス田はまさに絶景。その収穫風景は風物詩の一つとなっています。冬、玉里地区では、れんこんの収穫が最盛期。勢いよく水を吐き出すホースで、れんこんの周りの土を吹き飛ばしながら、1本1本丁寧に収獲するとか。それぞれの農家が、収穫にいそしんでいるそうです。凍りつくような水に胸までつかり、かき分けながら、れんこんを掘り出していく様子は、まるで宝探し。茨城のれんこんはとくに東京の市場に出荷されており、行方市や稲敷市、土浦市のものも含めるとそのシェアは8割をこすほど。茨城県の銘柄産地として認定されるまでに、生産者たちは苦労を重ねました。田んぼの土を深く掘り下げ、やわらかい土壌を作り、肥料も工夫し、品種も交換するなど。ハウス栽培にも力を入れ、今では1年中、れんこんを出荷しています。ちなみに、れんこんは奈良時代初期に、観賞用として中国から伝来しました。食用としての栽培は明治期以降から。れんこんの食感は、肉厚で繊維質が細かいのが特徴で、シャキシャキした食感が最高です。近年では、れんこんを粉末にして練り込んだうどんや、漬物、お茶などの商品が人気です。茨城のれんこん、ぜひご賞味ください。

 

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