「食」プロジェクト

2021年05月01日(土曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」つくば市のお米「姫ごのみ」。JAつくば市最良食味米生産部会の農家15人でつくる「姫ごのみ栽培研究会」の関喜幸さん!

2021年4月26日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、つくば市のお米の生産者をご紹介しました。

メッセージは、JAつくば市最良食味米生産部会の農家15人でつくる「姫ごのみ栽培研究会」の関喜幸(せき・よしゆき)さんでした。

 

 

もちもちと弾力のある食感と、冷めても硬くなりにくく、おにぎりや弁当など加工品にも適しているお米「姫ごのみ」。コシヒカリよりも味のよい品種、と打ち出し、「姫ごのみ」を普及させようと、つくば市内の稲作の生産者たちが、2016年から栽培を本格化させています。栽培面積も10ヘクタールを超え、「台風でも倒れにくく、栽培しやすい」と話します。関さんは「姫ごのみ」を中心に、米を生産しています。

 姫ごのみは、農研機構で開発されました。

 

 

収穫時期がコシヒカリと重ならないため、生産者にとっては作業を分散できるメリットがあります。収穫時期がコシヒカリよりも若干遅い10月上旬。大規模農家にとっては、コシヒカリが一度に実って収穫が間に合わなくなる心配がなくなります。

 半分はJAに出荷し、残りは個人の直売所などで販売していますが、「姫ごのみ栽培研究会」では生産量を増大させ、将来的には食品メーカーや飲食店との取り引きを目指します。コロナ禍で、外食を控える動きが響き、供給過多が続きますが、野菜などとの並行生産でこの難局を乗り切っています。

 そして、関さんが加わっているJAつくば市はこのほど、経済的に困難を抱える子どもの未来を支援するための「つくばこどもの青い羽根基金」に寄付金と地元産の米を贈りました。

 関さんの作った「姫ごのみ」が、困っている人たちに手を差し伸べています。

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