「食」プロジェクト

2020年11月02日(月曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」、大子町常陸大黒生産部会・部会長の渡辺博明さん!

きょうの「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、大子町で常陸大黒を生産する生産者をご紹介しました。

メッセージは、常陸大黒生産部会部会長の渡辺博明(わたなべ・ひろあき)さんでした。

常陸大黒は茨城県が育成したベニバナインゲンのオリジナル品種で、その名の通り光沢のある美しい黒色をしています!花豆品種で黒一色は国内初!また、一粒の重さがおよそ2グラム。ひとつのさやに3個から5個の粒が入っていて大粒なのも特徴です。ツル性の豆で、高さ2メートルの柱にネットをはり、栽培します。

8月から9月にかけて、スイートピーに似た鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます!11月に収穫し、1か月ほどかけてしっかり乾燥させてから、1月ごろに選別します。一粒一粒を手に取り、真っ白な紙の上で色や形を確認し、大きさごとに出荷されます。常陸大黒は、くせのない上品な味わいをもち、スイーツだけでなく、和食洋食などの料理にも幅広く使われています!抗酸化作用があるといわれているポリフェノールの一種アントシアニンが多く含まれていて栄養面で優れた特色をもちます!

茨城県北部のみで生産されている希少な特産品。高い品質を維持するために、生豆の流通は厳しく制限されています。大子町では、平成12年から本格的な生産をはじめ、現在では、平均年齢70歳の生産者7人で作っています。渡辺さんは、15年ほど前から作っていて、毎年変化する気候に苦労しますが、食べた人たちが喜んでくれる姿を想像しながら作り続けています。おすすめの食べ方は、煮豆。じっくり時間をかけて煮ると、ほくほくした食感を味わえます。ぜひ食べてみてください!

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