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2021年04月15日(木曜日)

日立市消防本部が市役所で救急訓練 最新式の自動心肺蘇生器9台を購入

心肺停止の状態になった救急患者に狭い階段などでも心肺蘇生法を続けながら搬送できる最新式の自動心肺蘇生器が日立市消防本部に導入され、14日、日立市役所で心肺蘇生器を使った救急訓練が行われました。

救急訓練では、市役所6階の医務室で心臓と肺の機能が停止した患者に見立てた人形に市の職員がAEDなどの救命措置を施しました。

そして、119番通報で到着した救急隊員が「クローバー3000」と呼ばれる最新式の自動心肺蘇生器を患者に装着し、胸骨圧迫や心臓マッサージなどの救命措置を自動で行いながら、狭い階段を1階まで下ろして、待機していた救急車に搬送しました。

日立市消防本部が購入した自動心肺蘇生器「クローバー3000」は小柄な高齢者にも確実に心臓マッサージが出来るなど日本人の体形を考慮した設計で、値段は1台およそ300万円、今回日立市消防本部は市内の7つの消防署にあわせて9台購入しました。

一刻を争う救急の現場で、安全で確実な救急搬送に威力を発揮できるよう関係者の期待も大きいようです。

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