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2018年02月20日(火曜日)

100年の歴史を感じて

ごきげんよう!

めずらしく月曜スクーピー担当だった、菊地真衣です。

 

午前中は創建100年を迎えた【共楽館】についてお届けしました。

取材に行ったこの日は、今回お話を伺った

共楽館を考える集いが発足した日ということで、縁を感じざるを得ません。

 

佐藤さんと鈴木さんにお話を伺いました。

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100年前、鉱山で働く人とその家族を楽しませるために、

日立鉱山の創業者、久原房之助が作った娯楽施設が、

この共楽館です。

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正面から見ると、左右対称の湾曲した「唐破風」の屋根。

どこかで見たことありませんか?

東京の歌舞伎座と同じつくりなのです。

 

それもそのはず。

ここはかつて、

歌舞伎や相撲が楽しまれていたのだそう。

 

多いときにはここに4000人がつめかけたとか。

 

柱のない、つり天井づくりのこの建物は、

鉱山技師と青森の宮大工による、まさに匠の技。

モノづくり日立の原点。

 

天井を見上げると格子状に組まれ、

ひとますに2枚の畳が入る大きさとのこと。

 

 

屋根の素材になっているのは、瓦?と思いきやトタン。

建物内に柱がないことから、屋根には軽い素材を採用しているそう。

でもそれを感じさせない重厚感には驚きです。

 

今は武道館になってしまっているこの共楽館。

かつては立派な回り舞台と花道があったそうです。

 

 

 

かつての共楽館の姿、見てみたいものです。

 

この100年という歴史の中で、

何度も災難に見舞われそうになりながらも

すべて回避してきた

奇跡の歴史建造物、共楽館。

 

 

 

焼夷弾、大地震、火災など、

すべての災難を免れたのには、

もしかしたら、鉱山の守り本尊の力があったからかも?とも言われているようで、

そのご本尊とは、赤澤不動尊 です。

ご本尊は、もともと、不動滝の滝つぼにあったそう。

 

そのご本尊にお社を作ったのが

共楽館も作った久原房之助。

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キンと冷えた空気と木々の中にある

赤澤不動尊と不動滝。

日立鉱山を支えた歴史を感じながらお参りしました。

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そして、

共楽館の近くで、

レンガ?のような、でも違うような・・・

というものを発見し聞いてみると、

鉱物を精錬した後の「かす」を使って作られた

『カラミ煉瓦』だと教えていただきました。

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赤茶や黒、さび色が混ざったような複雑な色をしていて、

つやがあります。

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聞かなければ知らないままただ見過ごしていたかもしれません。

 

日立には、

鉱山とともに歩んだ歴史が、

いたるところにありました。

 

これからも新たな発見をしていきたいです!